Android 4.0のNexus SをT-Mobileで使う - ケータイ Watch
1月10日から13日にかけ、米国・ラスベガスで開催されたCESを取材するため、正月休み明け早々に渡米した。今も、CESのプレスルームで原稿を書いている。この原稿が掲載されるころには、日本に帰国しているはずだ。
今回の渡米には、Android 4.0にアップデートしたSIMフリーのNexus Sを持参し、現地で購入したT-MobileというキャリアのプリペイドSIMカードを挿して利用している。料金は1日3ドルで、国内通話やSMSは無料。データについては、1日200MBまでフルスピードとなり、以降は速度がダウンする仕組みだ。データ通信まで含め、わずか3ドルというのはかなりオトク。SIMカードは到着初日に入手できたため、海外パケ・ホーダイの料金も最小限で済んだ。途中、端末を会場で紛失するなどのトラブルはあったが、無事に見つかり、取材のお供として活躍している。
海外取材のたびに活躍しているSIMフリー端末だが、米国は特に注意が必要な国の1つである。昨年、このコーナーで書いたとおり、世界的に見て米国キャリアが使用する周波数帯はやや特殊だ。たとえば、T-Mobileは3Gが1.7GHz(日本の1.7GHzとは異なるAWSバンドと呼ばれるもの)となり、ネットワークに接続できない端末も少なくない。もう1つの大手W-CDMAキャリアであるAT&Tも、3Gは850MHzと1.9GHzとなる。
海外取材用のSIMフリーの端末をNexus Sにしているのはそのためで、この機種は対応周波数が非常に幅広い。実際、T-Mobileのネットワークにも問題無くつながった。米国に旅行や出張で出かける際は、端末の通信方式や対応周波数を改めて確認しておいた方がよさそうだ。
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