Friday, January 20, 2012

シマンテック、クラウド・ベースのアーカイビング企業を買収|クラウド・コンピューティング|トピックス|Computerworld

 米国Symantecがクラウド・ベースのデータ・アーカイビングおよびストレージ・プロバイダーであるLiveOfficeを1億1,500万ドルで買収したと、両社が1月16日に発表した。

 米国カリフォルニア州トランスに拠点を置くLiveOfficeは、電子メールやインスタント・メッセージング、ソーシャル・メディア、ファイル共有、そのほかのアプリケーションに向けたさまざまなストレージおよび電子情報開示(e-discovery)サービスを提供し、コンプライアンスへの対応を支援している。公式サイトによると、LiveOfficeは50か国、2万社の企業と提携しているという。

 Symantecは、今回の買収によって情報ガバナンス製品を取得すれば、顧客が情報をオンプレミスに保管するのか、同社のデータセンターに保管するのか、あるいは両方を組み合わせて使用するのかを選択できるようになると述べている。

 LiveOfficeの製品は、やはりSymantecが買収しているClearwellの「eDiscovery Platform」にすでに統合されている。同プラットフォームは、訴訟といった行為に関する情報収集をとりまとめる役割を果たす。

 LiveOfficeは、月額固定料金を支払った顧客に対して、容量無制限のストレージを提供している。同クラウド・ベース・アプリケーションはまた、「Microsoft Office 365」「Google Apps」「Salesforce.com」「Dropbox」などの一般的に使用されているアプリケーションとも連携可能だ。

 Symantecは16日の発表において、同社のアーカイビング・プラットフォーム「Enterprise Vault」とClearwell eDiscovery Platformの統合を強化する計画も明らかにした。こうした強化によって、Clearwell eDiscovery PlatformはEnterprise Vaultから広く情報を収集、保管できるようになるとSymantecは説明している。

(Jeremy Kirk/IDG News Serviceロンドン支局)

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